京都

天下分け目の大決戦!!天下人に登りつめた秀吉の道をたどる。大山崎町おすすめスポット:後編【歴史ウォーク】

きりん
きりん
どうも歴旅ブロガーのきりん(@kirinnblog20)です。

大河ドラマ「麒麟がくる」が終わってしまい、麒麟ロスになっている方もいるのではないでしょうか。

「麒麟がくる」でどこまでストーリーが描かれるのかな~と少しワクワクしながら、山崎の戦い関連で天王山歴史ウォークについて記事にまとめたのが前回。

結局、最終回は本能寺の変どまりでした…が、天王山の見どころとして紹介しきれなかったスポットもあるので、今回は後編として記事にまとめてみました。

天王山ハイキングコースについて

前回の記事で①~⑦までは紹介しました。天王山ハイキングコースとしては、ほとんど出ていますね。

①霊泉連歌講跡碑 山崎宗鑑句碑

②「秀吉の道」陶板画

③青木葉谷展望広場

④旗立松展望台

⑤十七烈士の墓

⑥自玉手祭来 酒解神社

⑦天王山山頂 & 山崎城跡

前回の記事をまだご覧になってない方は、こちらも併せてどうぞ↓

天下分け目の天王山!!天下人に登りつめた秀吉の道をたどる。大山崎町おすすめスポット:前編【歴史ウォーク】 大河ドラマ「麒麟がくる」も終わりが近づいてきましたね。残りの回の撮影も無事終わったということで、どこまで描かれ、どんな形で終わる...

 

では、前回の続き⑧からまとめていきたいと思います。

⑧宝積寺

宝積寺(ほうしゃくじ)は、神亀元年(724)に聖武天皇の勅命を受けた行基によって開山された、天王山中腹にある寺院です。通称は、「宝寺(たからでら)」で商売繫盛のお寺としても知られています。また、山﨑合戦の際に羽柴(豊臣)秀吉が本陣を置いた寺でもあります。境内には、「一夜之塔」という秀吉が1日で建てたといわれる三重塔があります。

立派な塔ですね。とても一夜で建てたとは思えませんでした。

宝積寺は、聖武天皇が夢で竜神から授かったという「打出」と「小槌」を祀っています。打出の小槌といえば、一寸法師を思い浮かびますね。一寸法師はお椀に乗って淀川から都へ向かう途中、この宝積寺で修業を積んだという伝えもあるそうです。

打出と小槌が描かれた絵馬?がカラフルでかわいいらしいデザインだったので、ついつい購入。裏に願い事を書いて結びつけておきました。

その他には、秀吉が腰かけて天下統一について考えたと伝えられる出世石があります。この石に腰かけると出世するという話もあるようです。本来なら許可をいただければ、腰かけることも可能のようですが、私が行ったときには、看板に「コロナ拡大防止のため石に触れるのもNG」と書いてありました。

金運だけでなく、仕事運、出世運をアップさせたい方、ぜひ訪ねてみてはいかがでしょう。

⑨大念寺

大念寺は、天王山の山麓、宝積寺のすぐ下に位置します。弘治元年(1555)に井尻但馬守長助が知恩院の徳誉光然上人を開山に招いて建立した浄土宗のお寺です。鎌倉時代に造られた木造阿弥陀如来立像は重要文化財に指定されています。仏像の拝観には予約が必要とのこと。

私は予約も何もしていなかったので、仏像は見ることができませんでしたが、81cmほどの小さな仏像のようです。

大念寺 阿弥陀如来立像大念寺 阿弥陀如来立像 / 大山崎町商工会HPより

番外編

ここからは、天王山にあるわけではないため、番外編としてご紹介していきます。どのスポットも天王山と同様、JR山崎駅でも阪急大山崎駅でもアクセス可能です。

では、見ていきましょう。

⑩大山崎町歴史資料館

JR山崎駅から徒歩5分、阪急大山崎駅だと駅を出てすぐの場所に大山崎町歴史資料館があります。

公民館のような感じで1階は会議室などのフロアがあります。エントランスホールに入ると、まず目につくのが「山崎の油うり」と書かれた青銅でできたレリーフ。鎌倉や室町時代から「荏胡麻油」で有名な大山崎。製作者は小泉正弘さんという方で、油売りで財をなした商人たちにあやかって、商工業の新興も盛んになるようにとの願いもこめて作られたそうです。

2階が歴史資料館になります。館内は、撮影禁止なので写真はありませんが、展示室は5つのコーナーに分かれています。

大山崎町歴史資料館 館内図大山崎町歴史資料館 館内図 / 大山崎町HPより

古代コーナー

中世コーナー

山﨑合戦コーナー

待庵・利休のコーナー

近世コーナー

立体映像などもあり、わかりやすく大山崎町の歴史を学ぶことができます。

馬藺後立一ノ谷形兜(ばりんうしろたていちのたになりかぶと)

現在、エントランスホールでは、豊臣秀吉所用の「馬藺後立一ノ谷形兜(ばりんうしろたていちのたになりかぶと)」(複製)が展示されています。こちらは撮影OKとのことでしたので、写真を載せておきます。

⑪離宮八幡宮

離宮八幡宮

離宮八幡宮は、石清水八幡宮の元社にあたり、貞観元年(859)に国家鎮護のため八幡神を京の近くに移座せよとのお告げを聞いた清和天皇の勅命のもと、豊前国宇佐八幡宮より石清水八幡宮が建立されたことに始まります。嵯峨天皇の離宮である河陽離宮の跡地に造営したことから、離宮八幡宮と呼ばれるようになったそうです。

長木の図 離宮八幡宮

社伝によると平安時代に神勅により当宮の神官が長木」という搾油器を発明し、荏胡麻油の製油を始めました。中世には製造・販売の独占権を認められ、栄えていきます。当時は、食用ではなく主に灯明用として使われました。

本邦製油発祥地の碑 離宮八幡宮

室町時代には「油といえば、山崎のものを使わない人はいない」というほど全国の社寺や一般の人々にも広まっていたそうです。大山崎町歴史資料館にもレリーフとしてあった油売りが売り歩いたからですね。

境内には「本邦製油発祥地」と刻まれた碑が立っています。

油祖像 離宮八幡宮

油祖像も碑の隣にあります。油売りの活動範囲は東海、瀬戸内、四国、九州にまで及びました。

⑫妙喜庵

妙喜庵は、JR山崎駅を出てすぐのところに位置します。臨済宗東福寺派の末寺で、室町時代の明応年間(1492~1501)に建てられました。ここは、国宝の茶室「待庵(たいあん)があることで知られています。待庵は、日本最古の茶室建造物であると同時に、千利休が遺した唯一の現存茶室であるといわれています。国宝の茶室は他にも愛知県犬山市の如庵と京都市大徳寺の密庵があり、国宝三茶室に数えられますが、利休作と伝えられる確かなものはこの待庵のみとなっています。見学もできるようですが、1か月以上前までに往復はがきによる予約が必要とのこと。また、現在は新型コロナウイルス感染拡大により、拝観は休止されています。一度は見学しておきたいなぁ~と思っているので、また見学した際には記事にしたいと思います。

おわりに

大山崎町は歴史あふれる素敵な場所なので、ぜひ一度訪ねてみてはいかがでしょうか。他にもご紹介できなかった歴史スポットはありますが、前編・後編ということで、一旦大山崎町の歴史ウォークの記事は終わりにしたいと思います。

天下分け目の天王山!!天下人に登りつめた秀吉の道をたどる。大山崎町おすすめスポット:前編【歴史ウォーク】 大河ドラマ「麒麟がくる」も終わりが近づいてきましたね。残りの回の撮影も無事終わったということで、どこまで描かれ、どんな形で終わる...

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