京都

天下分け目の天王山!!天下人に登りつめた秀吉の道をたどる。大山崎町おすすめスポット:前編【歴史ウォーク】

きりん
きりん
どうも歴旅ブロガーのきりん(@kirinnblog20)です。

大河ドラマ「麒麟がくる」も終わりが近づいてきましたね。残りの回の撮影も無事終わったということで、どこまで描かれ、どんな形で終わるのかとても楽しみですね~。

さて、今回は本能寺の変の後、羽柴(豊臣)秀吉と明智光秀が覇権をかけた山崎の戦いでも知られる天王山についてまとめていきたいと思います。

天王山について

天王山といえば、「ここ一番の勝負」の代名詞になっていますが、その由来になった出来事が、羽柴(豊臣)秀吉と明智光秀が覇権をかけた山崎の戦い。この合戦で勝利した秀吉は見事、織田信長がなし得なかった天下人に登りつめたことから、「天王山=天下分け目の大決戦」という意味合いになりました。

でも、実際の合戦は天王山の東側の湿地帯で行われ、勝負を決したのは淀川沿いでしたけどね。

 

天王山の簡単なプロフィール

所在地 〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町大山崎古城
標高 約270メートル
所要時間 JR山崎駅、阪急大山崎駅から山頂まで徒歩約60分
営業時間 年中無休
料金 無料

天王山には他にも遺構が残されていて、現在では、歩いて歴史観光できるハイキングコースにもなっています。以下の写真のように大山崎町HPでも天王山ハイキングコースの案内を見ることができます。

天王山さっそく、ハイキングコースをたどりながら詳しく見ていきましょう!

天王山ハイキングコース について

天王山へはJR山崎駅でも阪急大山崎駅でもどちらからでもアクセス可能です。少しの差ですがJR山崎駅からの方が近いので、私はJRを利用しました。

駅の北側へ踏切を渡るとすぐに天王山の登り口に着きます。

①霊泉連歌講跡碑 山崎宗鑑句碑

登り口には、『犬筑波集』を生み出したことでも知られる山崎宗鑑の句が彫られた石碑が立っています。この付近にあった冷泉庵で連歌の会が開かれていたそうです。碑文には「うつききて ねぶとに鳴や郭公(ほととぎす)」と書かれています。

②「秀吉の道」陶板画


①山崎宗鑑句碑から坂を登っていくとすぐに分かれ道になります。大山崎町が出している正規のハイキングコースだと、宝積寺方面へ進まないといけないのですが、それだと「秀吉の道」の陶板画を1からたどることができません(後から知ったのですが、「秀吉の道」をたどるコースからでも宝積寺には行けたようです)。

まず一枚目は、本能寺の変についてでした。絵と解説文を通して、秀吉の天下取り物語を楽しめます。物語の監修・解説は作家で元内閣特別顧問の堺屋太一氏とのこと。陶板画は各所に設置されており、計6枚で構成されています。

 

そのまま歩いていくと、アサヒビール大山崎山荘美術館があります。正規ルートだと下山の最後にたどり着きます。↓

さらに進んでいきます。この辺りから、ますます坂が急になります。

登りきると、行き止まり。。↓

よく見ると、ひっそり山の中へ続く道がありました。

小さな橋もありました。ハイキングは小さい頃に行った記憶がありますが、当分行っていなかったので、橋を見ただけでワクワク感が止まりませんでした。登山のなかで、小さい子どもからご高齢の方まで幅広くすれ違いました。やや険しい道も多少ありますが、ビギナーにとってはちょうどいいかもしれません。

③青木葉谷展望広場

そろそろ休憩したいなぁ~と思った頃に、ちょうど青木葉谷展望広場に着きました。ベンチもあるので、景色を楽しみながら休憩できます。桂川と宇治川、そして木津川の三川の合流地点を見渡せる絶景スポットですね。天気の良い日には、大阪平野が一望でき、あべのハルカスも見ることができるというので、驚きですね。

きりん
きりん
きりんはさすがに、あべのハルカスは見つけれなかったよ。

「秀吉の道」陶板画の2枚目もありました。内容は中国大返し。明智光秀と天下を賭けて戦うことを決断し、京を目指して駆け上がる秀吉の姿が描かれています。

➃旗立松展望台

旗立松は、天王山の戦い(山﨑合戦)で、秀吉軍が士気を高めるために松の上に軍旗を掲げたことが名前の由来です。

きりん
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ちなみに、この旗立松、看板には5代目と書いてあるけど、今の松の木は6代目なんだってさー。

旗立松のそばには、山﨑合戦の石碑もあります。

展望台からの風景は、「京都の自然二百選」に選ばれていて、そこから、光秀軍と秀吉軍の両軍が布陣した古戦場を確認することができます。先ほどの青木葉谷展望広場もよかったですが、こちらも眺めがとてもいいです。

 

 そして、酒解神社の鳥居も立っています。ここもベンチがあり、休憩スポットになっています。

奥には、「秀吉の道」の陶板画も。↓

天下分け目の大決戦が描かれています。陶板画のサイズがこれまでのものより大きいです。

➄十七烈士の墓

禁門の変で戦いに敗れ、この天王山中で自刃した尊王攘夷派の真木和泉守以下17名をまつる墓です。

➅自玉手祭来 酒解神社

自玉手祭来酒解神社(たまてよりまつりきたるさかとけじんじゃ)は、天王山の9合目あたりに静かに鎮座しています。創建は奈良時代にまでさかのぼるといわれる歴史の深い神社です。神輿庫は、現存する日本最古の校倉造りといわれ、重要文化財に指定されています。天王山山頂へ向かうには、必ずこの神社を通過することになります。

神社の手前に「明智光秀の最後」と題した陶板画がありました。

酒解神社から山頂までの山道は、背の高い木々に覆われていて、とても神秘的でした。↑↑の写真のように上を向いて静かに耳をすませば、野鳥の鳴き声や風の音など普段の生活にはない自然豊かな空間に癒されました。

➆天王山山頂 & 山崎城跡

天王山山頂への所要時間は、片道約1時間です(私は寄り道もしたので、もう少しかかりましたが)。

山頂には、山﨑合戦で勝利した羽柴(豊臣)秀吉が築いた山崎城の跡があります。

大坂城の築城が本格化するに伴い、この山崎城はお役目御免となったようです。その際、天主も取り壊されたとのことです。

そして、最後の陶板画もありました。天下人の秀吉と千利休が描かれています。「秀吉の道」完!!

山崎城の井戸跡もありました。山頂ですから、地下水ではなく雨水をためて利用していたようです。

おわりに

山頂までの道のりはいかがだったでしょうか。宝積寺などその他にも回ったスポットがあるので、続きは第2弾でご紹介したいと思います。

きりん
きりん
久々に登山したけど、自然をたっぷり味わうことができて、かつ適度な運動にもなるから、やっぱりいいよね~。

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ではこの辺りで。

 

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